Billboard JAPAN


NEWS

2026/08/18 14:30

HYBE、コロンビア地震の復興支援に30万ドル以上を寄付

 BTSをはじめとする主要K-POPアーティストを擁する韓国のエンターテインメント企業のHYBEは、コロンビアで発生した地震の被害を受けた救援・復興活動を支援するため、10億コロンビア・ペソ(約30万ドル)、日本円にしておよそ5,000万円相当を寄付する。

 この寄付は親会社を代表してHYBEアメリカを通じて行われ、緊急事態や人道危機の影響を受けたコミュニティへ資源を届けるコロンビアの非営利団体Fundación Ábacoが運用を調整する。HYBEによると、この資金は被災地域が復興に向けて動き出す中、被災コミュニティの当面のニーズに対応しつつ、より長期的な復興支援にも役立てられるという。

 現地時間2026年8月10日にマグニチュード7.4の地震がコロンビア西部を襲い、数百人が死亡、数千棟の建物が損壊した。当局はこれをこの10年でコロンビアを襲った最大規模の地震だと説明している。8月16日時点でコロンビア当局は死者289人、行方不明者143人、負傷者はおよそ4000人、完全に破壊された住宅・建造物は14,000棟以上に上ると報告している。被災以降、複数の救援団体が被災地域一帯で捜索・救助活動を展開し、食料、医療支援、緊急物資の配布を行ってきた。

 HYBEは今回の寄付を、同社がコロンビア、とりわけメデジンとの間に築いてきたつながりの延長線上にあるものと位置づけている。同社とその会長バン・シヒョクは、地元音楽業界への関与を通じてこの都市との結びつきを築いてきた。その一例が、新進アーティストの支援や若手アーティストがより広い音楽業界とつながる機会を後押しする、市長室主導の公的プロジェクト、メデジン・ミュージック・ラボだ。

 さらに、HYBEアメリカの会長兼CEOであるアイザック・リーはコロンビア出身であり、彼の管轄範囲にはビッグ・マシーン、QC、そしてユニバーサル・ミュージック・グループとのKATSEYEなどアーティストへの共同出資に加え、同社のメキシコ、マイアミ、メデジンでの事業運営も含まれる。

 この寄付は、HYBEが米国拠点の部門であるHYBEアメリカを通じてラテン・アメリカでの事業展開を拡大している最新の事例と言える。同社は、自社所属アーティストの世界的な商業的成功を土台に、より広範なグローバル成長戦略の一環としてこの地域への投資を強めてきた。HYBEは依然としてK-POP業界で最も商業的な影響力を持つ企業であり、韓国人アーティストとして初めて米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”とアルバム・チャート“Billboard 200”の両方で首位を獲得したBTSをはじめ、SEVENTEEN、TOMORROW X TOGETHER、LE SSERAFIMなどのアーティストを擁する。同社のラテン・アメリカ展開には、地域の才能育成を目的とした専門的な投機も含まれている。